四国剣山~白髪山トレイル剣山系のトレラン、剣山三嶺間往復は時間的総力的に無理があると思われるので、剣山白髪山ピストンの予定で出発した。三嶺往復より距離的には6km短くなる。 待ち合わせは高速道路のバス停に2時00分。早朝とも言えない夜中だ。 四国に渡り、徳島道を走り、美馬ICを下りてコンビニで朝食と携行食を調達し、山へ向かう。 見ノ越までのクネクネ道はかなり辛い、しっかり酔ってしまった。 見ノ越に着いて、用意を整えトイレを済ませたりしている間に気分はだいたい回復したが、朝食は予定の半分しか入らなかった。 見ノ越発は5時半過ぎ。まだ夜が明けたばかりで霧が出ている、今日のお天気はどうだろうか。 いでたちは、CW-Xの長袖シャツと半袖Tシャツの重ね着、下は同じくCW-Xの長タイツにショートパンツ、5本指ソックス、ニューバランスのトレランシューズ、日除けつきキャップ、もりもりさんにいただいたピンクの簡易スパッツも。百均製にしては長持ちしている。 携行品---雨具上下、手袋、救急セット、バス代の小銭、デジカメ、地図、行動食はパワージェル1個、塩サプリ数個、慣用ドーピング薬(ロキソニンと芍薬甘草湯)、昼食におにぎり2個、給水はハイドレ(ドリンク)1lとペットボトル(OS-1)500ml、で都合1.5l、水場が何箇所かあるので少なめ。 【見ノ越~剣山頂上】 55分 登山路はしっかりしていて階段状で急坂、頂上まで歩いて登る。霧のような雨が落ちてくる。 剣山の頂上は、その名前に反してお椀を伏せたような高原状で広く、シコクザザの保護のために一面に木道が設置されている。残念なことに一面のガスで眺望はゼロ。 頂上で記念撮影、たけちゃんさんに自分撮りの極意を学ぶ。 【剣山~次郎笈】 33分 一昨年のトレランでは24分で通過しているが、今回は33分かかった、次郎笈直前の急登以外は、結構走ったのに。剣山頂上でゆっくりしすぎたかな。 次郎笈頂上もガスって何も見えず、風がきつくて寒い、長居できない。 【次郎笈~丸石】 64分 次郎笈から先は、ササの間の高原の道。下り基調、傾斜も楽で、走れる。 ところどころでガスが晴れて一瞬眺めがよくなる。 【丸石~高ノ瀬】 32分 丸石からも概ね下りで、緩やか。丸石奥祖谷分岐を過ぎたあたりから、ちょっと上りもあり、高ノ瀬直前は急登。 【高ノ瀬~白髪分岐】 86分 鹿の食害を防ぐためでしょう、登山路路傍の木々に防御柵が巻かれている。工事は進行中らしく、あちこちに資材が置かれている、高山での作業はさぞかし大変であろうと想像される。 人の背丈ほどもある植物に大きな花がたくさん咲いている。写真は撮れなかったが、コバイケイソウ、葉がオオバギボウシに似ていて、若芽を誤食することがままあるそうな。 白髪小屋で昼食休憩。広島からの一行が長い休憩中だった。 白髪分岐から白髪山へ向かう。分岐から三嶺は5キロ、白髪山へは2キロの標識あり。 【白髪分岐~白髪山】 35分 分岐からすぐ谷道になり、道を見失うが、引き返してテープのマークを発見し事なきを得た。 白髪山へは上りだが、三嶺への急登とは比ぶべきもない。三嶺への時間の半分で頂上に着いた。 頂上からは天気がよければ三嶺や天狗塚が望めるはずだが、残念なことに雲に覆われて見えなかった。 白髪山頂上では休憩もそこそこに折り返した。 【白髪山~高ノ瀬】 102分 白髪分岐から白髪小屋近辺で水場があるはず、標識に従って進んでみたが、急坂を下りねばならないようだ。坂を下りたら帰りは上らなければならない、すでに十分疲れた脚にはきつすぎ、ここの水はあきらめて先へ進む。 高ノ瀬頂上付近にも水場があるらしいが、トレイル付近に発見できず、これまた通過。水の残りが怪しくなってきた。 【高ノ瀬~丸石】 52分 このトレイルは帰りも結構走れる。時折日差しが出てくると暑くなる。 丸石頂上で、猟師さんと猟犬君に遭遇、前回遭った方と同じかな。背中に猟銃を背負ってはるのは、鹿撃ちなんでしょうか。 【丸石~次郎笈水場】 35 分 丸石を過ぎると、雲が厚くなり雨が落ちてきた。足元では雷鳴が聞こえる。早く山を降りなければ、ひたすら歩く、走る。 次郎笈ピークはトラバースして水場へ直行。雨に濡れて寒いけれど、水を補給。トラバースは風が当たらなくてよかったが、次郎笈の陰から出ると風が丸当たり、雨はしっかり降ってくる。寒い。懸命に走る。 【次郎笈水場~見ノ越】 60 分 剣山ピークも回避してトラバースで下山する。雨はやや小降り、風も当たらなくなって楽になった。 濡れた登山道で転ばないように、慎重に下りる。 見ノ越到着は3時過ぎ、全行程9時間半でした。 往路は5時間半、復路は4時間。復路が速いのは次郎笈と剣山のピークふたつを避けてトラバースしたのと、雨で休まず走ったためでしょう。 見ノ越で着替えて帰路につく。 山奥のうどん屋さんはスルー、「岩戸温泉」で汗を流し、夕食は上板SAですませた。 今回の工程で、できるだけ早朝にスタートし、往路から剣山と次郎笈のピークを回避してトラバースすれば、剣山三嶺ピストンも可能ではなかろうか、と思える。機会があればチャレンジしてみたいかな。 |